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zoom RSS 温熱性発汗

<<   作成日時 : 2005/12/17 01:21   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 1 / コメント 0

今日は暑いときにかく汗,専門用語で「温熱性発汗」のお話をします.
先に紹介させていただいた生理学者・高木健太郎先生の著
『「やぶにらみ」の生理学』から,またまた引用です.

温熱性発汗は,気温が30℃を越したときに,じっとしていても出てくる汗である.この汗は,気温の上昇で高くなった体温を下げるために出るのではなく,気温の上昇につれて体温が上がりそうな気運にあるとき,間脳にある発汗の中枢機構がこれに先手を打って,体温の上昇を防止しようとするものである.
ここに発汗の効用がある.いってみれば,人間の体は自動温度調節器で体温を一定に保っているのである.
ここに人間の発汗機能の素晴らしさが窺えるのですが,わかりますか?

私たちは真夏の暑いとき,額や首周り,胸などからたくさんの汗をかきますよね.
..って,こんな寒い日に,こんな話をしても実感ないですかね..^^;
実はこの身体の汗ってのは「体温を下げるため」ではなくって,
上がりそうなのを見越して「上がり過ぎないように」かくんですね.
上がってしまってから下げていては,もう遅いってことなんです.
だから自分の周りの温度(環境温)を察知して,体温と比べ上がりそうなら,
その時点で脳が汗出せ命令を出すんです.
皮膚を支配する交感神経が,この命令を受けて汗を産生し,汗腺を開いて汗を出す.
...なんだかこれって,すごいと思いませんか?

汗をかくのが気持ち悪いからと,塩化アルミニウム液を額や顔,背中などに塗って,
こんな大事な汗を止めてしまうとどうなるでしょう.
身体の中に熱がこもって,すごく危ない状況に陥る可能性が高くなります.
熱中症..聞かれたこと,ありますよね?
身体から噴出す汗には,こんな役割があるんだってこと,知っておいてくださいね.

「やぶにらみ」の生理学―高木健太郎的発想とその発展
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冷たい手のひら
手のひらは 心の温かい人ほど冷たいというが,これも発汗の原理にかなった話である.つまり,心の温かい人は万事物事に思いやりがあり,それだけ神経を使うので,精神性発汗が旺盛になり,いつも手がしっとりとぬれ,そのため手がつめたくなるというわけである. 今回はまた,以前紹介した生理学者・高木健太郎先生著『「やぶにらみ」の生理学』からの一節である. ...続きを見る
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2005/12/30 20:14

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