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<<   作成日時 : 2006/07/19 22:19   >>

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日テレ系医療情報番組「からだ元気科」
今春,2006年3月10日「ポタポタ落ちる手の汗 手掌多汗症」と題し,
手汗のことが放映されました.
朝の11:00から11:25という時間帯だったので,
見られた方はそんなに多くはないかもしれませんね.

内容は,いろいろな発汗とその部位の確認にはじまり,
手汗(手掌多汗症)の紹介,そしてその治療法.
塩化アルミニウム
イオントフォレーシス
交感神経遮断術(ETS)

この放送で印象的だったのは,ETSの副作用「代償性発汗」の酷さ.
これをうまく映像化していたことです.
そしてもう1つ.これは驚いたことというか,
昨日も記事にしましたけれども,
最初から「手掌多汗症という病気」と言い切って構成されていたことです.

昭和大学藤が丘病院の桝田幹郎先生のコトバ.
「手掌多汗症はれっきとした病気です.」
「99%の方は病院で適切な治療を受けることで手の汗を止めることが出来ます.」

99%の手汗を止められる..これは強烈なコトバです.
でも,この数値を満足するには手術以外になく,
同時に紹介された代償性発汗の酷さと比べれば,99%手汗が止まったところで,
ほかの悩みを一生背負わせてもいいのかよと言いたくなります.
この議論は,今後も,ここにおいでくださるみなさんと,
もっと続けていけたら嬉しいです(汗の輪掲示板へもどうぞ).

3つの治療法に話題を移しましょう.
外用剤(制汗剤)としてオドレミンが紹介されていました.
オドレミンは医薬品ではなく医薬部外品てのひらの機嫌).
入浴剤や薬用せっけんと同じ扱いのものなのですよね.
汗を抑えるのに有効な塩化アルミニウムの含有率も13%.
世の中には,もっといいものがあるだろうと思うのですが,
効果・効能に汗止めを謳っていないものは,取り上げることはできない.
とても残念でした.

イオントフォレーシスはドライオニック
気になった点が2つあるのですが,まず使い方.
おなじみの「手・足用器具 Hand/Foot Device」ではなく,
「手足切断部位用器具 Amputee」のフェルトパッドを水の入った洗面器に入れ,
それで通電していたように思ったのですが,
そういう使い方が,あの器械で本当にできる(電流量が足りる)のか...
出来るのであれば,私の教えていただいた東京医科歯科大の,
タップウォーター法と同じようになり,手のひら全面に通電できますから,
なかなかいいのではと感じました.

もう1つは専門的になりますが,
先の塩化アルミニウムもイオントフォレーシスも,
両方とも「汗腺を詰まらせる」と表現していたこと.
汗止めの機序(メカニズム)は,私は違うと思うんですけれどね.

最後.交感神経遮断術.
昔は胸を切り開いて,交感神経節を直視下で切っていたそうですよ.
胸腔鏡が開発され,手掌多汗症治療が保険適用となり,
いまでは日本全国どこでも行われるようになっていますが,
番組でも取り上げられたように代償性発汗という重大な副作用を含め,
まだまだ様々な問題があるように,私は思っています.
ところがトピックス的に,
交感神経節を切ったり焼いたりする代わりに,クリップで挟む方法が紹介され,
これだと「早期であれば交感神経が50〜60%の確率で元通りになる.
代償性発汗がどうしても耐えられない場合,この方法であれば戻せる可能性がある.」と.
同時に手汗も戻ってしまいますし,現れた代償性発汗がなくなるのか...
私は,この辺りのことは,まだ不勉強でよく存じませんが,
こういう保険もあるのだからと,
どうも手術を奨励しているように聞こえてしまい,違和感を覚えました.

なんでこの手術の話を,代償性発汗のことを第一に考えている
山本英博先生(山本兼平クリニック)にさせなかったのか,
そこも残念でなりません.
あの番組で山本先生,
汗の量を器械で測っている姿しか,印象に残っていないのですが..^^;
数ある多汗対策法の中で,この手術は,最後の選択肢と考えて欲しいものです.

私が汗の輪掲示板を開いた理由の1つが,この番組に対してのディスカッション.
最初からお越しのみなさんには,大変待たせてしまい,
もう放送内容も忘れてしまわれたかもしれませんね.
やっとこの話題,記事にできましたので,
もしなにか感じられるところがありましたら,みなさん,どんどんお話しましょう.


※汗関連情報は「ゆう星☆汗の輪」へどうぞ.

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タイトル (本文) ブログ名/日時
クリップ法(ETS)の是非を問う!
一昨日,からだ元気科の記事を書きました. 交感神経遮断の方法(手術)の最後に,クリップで挟むものが紹介されました. ...続きを見る
ここからぶろぐ
2006/07/21 23:28

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
「ただ手がつなぎたかった」手掌多汗症物語これよかったです。
手汗で、恋愛に限らず、経験不足になってしまうんですね…。
恋愛ができない、彼と愛をこめて手をつなぎたい!その一心で手術を受けた
ちえちゃんの彼氏と手をつなぎたい切実な一心で、手術を覚悟した。
こんな、汗のない人には、当たり前のことで、
ラブラブに普通にミンナ手つないでいる〜手術を決心した、ちえちゃんの思いが
伝わってたのではないかな?同じ人もいたのカナ。私は、彼には手汗伝えていて、腕組や、手も握ったりしてましたから、少なからず彼は理解してくれていたようです。(あの頃は〜遠い目)

それで、代汗になってもっと恋愛や、仕事にも支障をきたしてしまう。。なんてことにならないよう、慎重に手術を考えてほしいですね。

続きはまた明日。
ゆきこ
2006/07/20 01:36
ゆう星☆さん、いつもお気遣いをありがとうございます。
あの番組には私も様々な見解を心に残しています。
掲示板の仲間に入れないのが辛いですが、
皆さんの書きこみに加わったつもりでROMさせていただきます。
しんじょう
2006/07/20 05:19
ゆきこさん.コメントありがとう.
なるほど..手汗物語ね.あれは痛む心がよく表現されてたよね.
しかし「あの頃は〜遠い目」って..ゆきこさん?

しんじょうさん.ROMですかぁ...
ここでブチ撒けません?
私はしんじょうさんの見解を聞きたいなぁ.よかったらメールください.
ゆう星☆
2006/07/21 00:09
私は、ずいぶん昔の「きょうの健康」という雑誌で「あっ!手術が出来る所が近くにある!」と、一瞬喜んだ経験があります。
でも「代償性発汗」のことは、そんなにヒドク書かれていませんでした。
そんなに皆さんが「代償性発汗」で悩まれていると知ったのはPCの掲示板の様々なコメントからでした。
多汗症が「病気」という、ひびきは何か私は複雑な思いです。
自分の中では「これは単なる体質なんだから、しょうがないのかな…」と、半分諦めの境地に入っていたから…かな?

ゆきこさん同様、またあとで!
トト
2006/07/21 11:58
あっしんちゃんだ(^^)

ゆう星☆さん記事ありがとうございました。
>どうも手術を奨励しているように聞こえてしまい,違和感を覚えました.
私もそういう風に思いました。
情報がないままに仕事の事や日常での負担が大きい分切羽詰って、手術を受けるって方もいると思うので、今回のような感じの終わり方は後々の事を考えると、非常に不安です。

もちろん手術をして良かったって方達もいるし、一概に手術はダメじゃなくて、もっとメリット、デメリット・・・特にリスクをよく説明して皆さんに選択肢を充分に与えてほしいですね。
代汗で苦しむ方達の話を読んでると、同じ多汗症として心底そう思います。
クリップ法も100%じゃなければ怖いですよね、あとの40%は?って・・・
Nさんはクリップ法を受けて、これからどうなるか様子見段階で終わってしまいましたが、その後はどうなったのでしょう。
続きもあれば良かったのですが・・・
はっぴぃ
2006/07/21 20:35
第2弾!
すみません。さっき文字数多かったみたいで、続き^^;
最後に多汗症が病気と言われた方が良いかどうかといえば、皆さん色んな考えがあると思いますが、私は病気と言われたほうが楽です。
私も今まで手汗のせいで「神経質なんだから」とか「おかしいんじゃないの」って言われてきたので、そういう病気があるって分かってもらえたほうが気分的に楽だし伝えやすいのです。
う〜ん、もっと言いたい事があるけどうまく伝えられない〜
何か話まとまってないけど、とにかくそんな感じです。
では長々と失礼しましたm(__)m


はっぴぃ
2006/07/21 20:40
トトさん.今日の健康ですか.
代償性発汗のことは,手術が多くされるようになったことで問題が明るみに出たのでは?
「病気=治せる」とはならないのがこれなので,諦めの境地も大切.というより共に生きる.一病息災というのはどうでしょう?
ゆう星☆
2006/07/21 23:59
はっぴぃさん.長いコメントありがとう!
ここ,書ける文字数,意外と少ないんだよね.
だからこういう時は,BBSの方で思う存分お話しましょう.

クリップ法の内容は問題ですよね.
..ということで,今日,追加記事を書いてみました.
「病気」の件も,ありがとさん.
ゆう星☆
2006/07/22 00:00
私は、わりと「汗がこんなに出るの!」と周りにことわって乗り越えてきました。
周りの友人なども、私がいつもハンドタオル持参というイメージは
しっかりついていました。

多汗症の情報を集めるために、友人に頼んで
当時の「てのひらの機嫌」のHPのBBSを沢山プリントアウトして
持ってきていただけました。

内容は、その方が先に読んでいたのですがその感想で
私にこう言いました。

「あなたは、多汗症じゃないよ。ここに書かれていることは
深刻だよ。フォークダンスが恐怖で、テストのプリントは汗でボロボロ
、買い物時のおつりをもらう瞬間が辛いなど。」と言われました。

かなり、親しい人だったのでショックでした!(;;)
全部私には、当てはまる内容だったのに。

本当に、わかりにくい症状だと実感した出来事でした。
(続く)
ゆきこ
2006/07/22 00:56
今回の「からだ元気科」の番組もまた人に理解してもらえるように
機械があったらみてもらうことにします。

以前の「からだ元気科」の多汗症の番組は
両親そろってみてもらい、やっと理解してもらえました。
映像の力って大きいと!実感しました。

「手の汗が足汗がこんなに出て辛い」と幼いときに母親にうったえた
のですが。

「洗いな!」と一喝されて終わりでしたから^^;

障害をもっていても、心が健やかに成長している人の話をよく聞きます。
ドクターと、ご両親との力すら感じます。

これからの多汗症に苦しむ子供達が、親やドクターに理解されて
生きやすくなってほしいです。

子供時代は、汗対策も自分でできなくて、地獄のような日々でしたから^^;
(続く)
ゆきこ
2006/07/22 00:59
番組の内容は、適切な処置をしましょう〜で結んでましたが…。

手術前で苦しんでいる人、手術後に苦しんでいる人達が
大切な人に理解してもらえる、良い資料になることは確かだと思いました。

それだけで、安心できて私は生きやすくなりました。

代償性発汗をできるだけ少なくと、トップで研究していらっしゃる
「かねひら・山本クリニック」の先生達をメインにしてほしいとも感じました。

続きは、また明日〜(^^)ノ~~~~
長文は書けないから、汗の輪ですね。
ゆきこ
2006/07/22 01:05
うわ〜,ゆきこさん.いっぱい書いてくれましたね.
てのひらの機嫌のBBSコピー..そうでしたか.そこに私のカキコありませんでしたか?(笑)
しかし,そのお友達の反応は,なんとも...

手汗に限らず,例えば起立性低血圧.
これなんかも「怠け病」なんて思われ,親御さんも理解できず,家族みんなが苦しんでみえるケースがあります.
根性だけでは,なんともできないのですけれどね..

アトピーなんかも増えましたし,昔はどうだったんだろう..

汗の輪掲示板でも,待っていますね(^_-)-☆
ゆう星☆
2006/07/22 11:31
はじめまして書きます。
よろしくお願いします。

自分はよく掌に汗をかくのですが、手掌多汗症ということを最近知りました。
手掌多汗症の番組があったなら見ればよかったと思いました。
まだまだ勉強不足でよくわからないのですが
手術を受けることも考えています。
もう少し勉強して慎重に判断したいと思います。
ジュンヤ
2006/07/29 12:00
ジュンヤさん,いらっしゃい.はじめまして.
そうでしたかぁ...
手術は副作用が大変ですから,マジ慎重にね.
ゆう星☆
2006/07/29 20:06
私もすごい多汗症で、手のひらや、わきの下、足の裏
この3箇所でしずくがたれまくりで、タオルがぐしゃぐしゃです・・・わきの汗は服ににじむ為、黒い服しか着れません。素足でサンダルはきたくても厚手の靴下でないと不安です。ど〜すれば救われますか?!仕事中はタオルを握り締めていますが、脇は長時間たつとにおいが出る為困っています・・・
のら
2011/04/16 16:06

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