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help リーダーに追加 RSS 健康づくりのための運動基準2006

<<   作成日時 : 2006/11/05 09:34   >>

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エクササイズガイド2006を語る前に,
いま一度,その基となる数値を見ておきましょう.

「報告書」概要の冒頭
この度、健康づくりのための運動所要量を見直し、身体活動量と運動量の基準値を設定した。具体的には、身体活動を主体として健康づくりをする人であれば、毎日8,000〜10,000歩の歩行が目安であり、運動を主体とする人では、ジョギングやテニスを毎週約35分間、速歩では1時間の実施が目安となった。

解りにくい書き方ですが,ここに「エクササイズ」という単位は使われていません.
・毎日8,000〜10,000歩の歩行(身体活動)
・ジョギングやテニスを毎週約35分間,あるいは速歩毎週1時間(運動)
ということです.
これが「健康づくりのための運動」の「基準」値.

どうですか?結局は1日1万歩なんです.
これを41年も前に発想して商品化した加藤二郎さんはすごいと思う,
なんて話は,置いておいて..

この「身体活動」と「運動」というものを,どうみるか?
1日8000〜10000歩の身体活動を確保することを第一優先とし,
できれば,そのうちの少しを運動でまかなってください.
..ということなんです.
これについても,また別にお話しますが,
運動(身体活動)は「量」だけではなくて「質」も問題なんだということです.

今回示された基準値です.
3. 健康づくりのための身体活動・運動量の基準値
@ 身体活動量 : 23メッツ・時/週
( 強度が3メッツ以上の活動で1日当たり約60分。歩行中心の活動であれば1日当たり、およそ8,000〜10,000歩に相当 )
A 運動量 : 4メッツ・時/週
( 例えば、速歩で約60分、ジョギングやテニスで約35分 )
なにゆえ,置き換える?

そして体力指標として
4. 健康づくりのための性・年代別の最大酸素摂取量の基準値 (ml/kg/分)
     20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代
 男性   40    38    37    34    33
 女性   33    32    31    29    28
最大酸素摂取量なんかで示されたって,これは判んないよね.
私だってこんなの,ここ何年も計ってないもの.
これをどう使えっていうんだ..^^;

..と,以上,今回策定された「基準値」を眺めてきました.
1日1万歩(8000歩),速歩60分.
これだけでも頭に留めておかれるといいでしょう.

また概要書の最後に,こんなことが書かれています.
5. 本報告書は、健康と身体活動・運動・体力との関係について、現時点での科学的知見に基づき、作成したものであり、未解明の部分も含めて今後新たな知見を蓄積するために、今後より一層研究を推進し、新たな科学的知見を蓄積するとともに、本報告書も定期的に改定することが必要である。
今回参考にされた文献の多くが海外..アメリカのものと聞いています.
私もACSM(American College of Sports Medicine)のメンバーであり,
向こうの方をよく見ますが,生活スタイルは異なります.
食事1つをとっても,「一人前」がとんでもない量です.
移動には必ずといっていいほど自動車を使います.
そういう人たちのデータを基に作られた,この基準値.
果たして,いまの日本人に合致するのか...

ひょっとしたら,多くの方々が,
23メッツ・時/週なんて目標,ちょろいもんよ,なんてことになるかもしれませんよね.
ぅん?
この基準を作られた先生方,真剣にそこを心配してるんだって?
そんな意見が,ここで聞けたら,私・ゆう星☆はとっても嬉しいのですが..
私自身も,ここを1つの研究テーマとして,掘り下げていきたいと思っています.

今回の基準にある「身体活動」と「運動」というコトバ.
前にもお話しましたが,もう一度押さえておきましょう.
2)身体活動(physical activity)
身体活動とは、骨格筋の収縮を伴い安静時よりも多くのエネルギー消費を伴う身体の状態である。それは、日常生活における労働、家事、通勤・通学、趣味などの「生活活動」と、体力の維持・向上を目的として計画的・意図的に実施する「運動」の2つに分けられる。ただし、今回の基準においては、強度が3メッツ以上の身体活動を対象とする。
3)運動(exercise)
運動とは、身体活動の一種であり、特に体力(競技に関連する体力と健康に関連する体力を含む)を維持・増進させるために行う計画的・組織的で継続性のあるものである。本基準においては、速歩やジョギング、ランニング、自転車乗り、水泳、テニス、バドミントン、サッカー等の強度が3メッツ以上の運動を対象にし、ストレッチングのような、それ以下の強度の運動は対象としないこととした。
蛇足,ダメ押しですが,この"強度が3メッツ以上の"の理由が,
前に,策定メンバーの田畑先生から述べられていましたね.
無意識に身体を動かし、記録誌に残らない身体活動があり、全身体活動を対象として、基準を作るとかなり計算上、不合理が出てくる。そこで、人間がしっかり記憶できる3.0METs以上の強度の身体活動・運動を今回の運動基準では採用しました。
やっぱり「個」じゃ,わかんない!

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