検証!介護保険(2)

今日は「life-reha-care」さんのブログ
「ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア」の10月18日の記事,
「さあ、始まった」を読んで,思ったことを書いてみたい.

頚部脊柱管狭窄症の方が頚椎牽引を控え、精神科の病気を持っている方が、
回診を拒否され、投薬を減らせといわれ、どうしよう・・・?
さらに、白内障疑いの方があわてて受診されたにもかかわらず、
年内は様子を見よう、と状況をわかっていないDr。

まず,life-reha-careさん同様,えらい時代になったな..ということ.
私たちはいま,健康保険を給料の1割弱(事業主と折半されます)を払っています.
厚生年金保険や介護保険もありますし,これってバカにならない額です.
しかし,それではもう満足いく医療が得られない.
..ということですよね.
本人3割負担になった時点で,ほとんど医者にかからなくなった私.
きっと,そんな人は多いでしょう.
しかし,さらに増して,受診抑制は起こるのでしょうね.

弱者切捨て?
これからは自分の健康は自分で守る「しか」ない?
だから病気にならないように,普段から健康づくりに気を配り,
老いてもなお「筋トレ」に励んで,介護を受けなくて済むように,
自分自身で気をつけなさい(介護予防)..って?
..ちょっとカブキすぎていますかね?

予想以上の少子高齢社会の到来.
そこに来て,従来の保険制度が破綻を来たし...
で,なに?..そのツケを,すべて国民に押し付けちゃうの?
お役人さん,政治家のセンセ,ちょっと考え方がおかしいんじゃないの?
..なんて思ってしまうのは,私だけなのでしょうか.
(ごめんなさい,いま私自身,仕事のことで落ちています)

私の父親は,今年の4月,脳幹出血で倒れ,
その後一度も意識を戻すことなく,6月,私の渡米中に逝きました.
5月半ばには,意識のない父親を前に,
ここは急性期医療をするところだから,そろそろ他に移ってもらわねばならぬと..
紹介されたのが特養老人ホーム.
しかしまったく意識のない父親が,そういうところでいいのだろうか?
医療ソーシャルワーカーの方に相談する.
特養では無理です,看護のできる医療施設でないと...
私が帰国してから転院先を決めることにし,私は米国へ旅立った.
その直後のこと.
結局,高い入院費を払うことなく,父は逝ったのだが,
これも経済的理由(?)で,同じところには長期入院させられないからと,
3ヶ月ごとに転院させられる.
重度の介護となった患者を受け入れる先も,満足にないのが現状なのに.

そしてまた,一方では介護する家族も年老い,病を持ち,
その期間が長引けば,自分自身の命をも縮めることになる.
介護保険料もむしり取られ,それでも満足いく介護すら得られない.

今回の介護保険給付の見直し,福祉医療費補助の削減は,
そういう末端の現状を精査してのことなのだろうか?
日本全体を,将来を...それは当然のこと.
けれども,本当にそれで明るい未来があるのかな?
そしてまた,
いま目の前で困っている人々を切り捨ててしまっていいのだろうか...
どうも,やるせない気持ちでいっぱいだ.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

life-reha-care
2005年10月22日 06:34
ご紹介ありがとうございます。
戦後の団塊世代が特殊出生率が約4。その10年後には2くらいまで下がって、今現在が1.29。多産多死→多産少死→少産少死という経過を日本は経てきました。でも、これってお役人知らなかったのか?疑問が残ります。
そして戦後は平均寿命も50歳代。今現在が80歳くらい。急激な高齢化で制度が追いつかなかったのと、07年問題として団塊の世代が一気に退職していくとGDPは必然的に下がる。そのときがクライシスですね。
ゆう星☆
2005年10月23日 21:38
07年がクライシスですか...ヤバイですね.
もう待ったなしだ.
当然お役人は知ってて放ってきた.
少なくとも問題意識を持った国民とはしっかり智恵を出し合って,
うまく乗り切ってもらいたいものです.

この記事へのトラックバック