いま,なぜ「メタボリックシンドローム」なの?

いまから約1年前の平成17年4月8日,
日本内科学会,日本肥満学会,日本糖尿病学会など8つの学会
の委員で構成される
「メタボリックシンドローム診断基準検討委員会」(委員長松澤佑次氏)が,
「メタポリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」という疾患の概念と,
その診断基準を公表しました.

以前から,世界保健機関(WHO)などが作った診断基準はあったのですが,
欧米人とは体格も,生活習慣も異なる日本人に,
そのまま適用するのは問題があり,
日本独自の基準が明らかになったのは初めてで,
予防医療においては,画期的なことといってもいいのではないでしょうか?

WHOのWorld Health Report(2002/10)によると,
世界の全死亡のうち30%までがcardiovascular disease(心血管疾患)
に起因するとのこと.
この心血管疾患発症の背景には,
高血圧や脂質代謝異常,肥満など複数のリスクファクターが「重複して」
存在しており,それらは成因上も密接に関連していると考えられています.

メタポリックシンドロームとは,内臓脂肪型肥満を共通の要因とし,
高血糖,脂質異常,高血圧を呈する病態であり,
それぞれが重複した場合は,虚血性心疾患,脳血管疾患等の
発症リスクが高い.
しかし,その「内臓脂肪を減少させる」ことで,
それらの「発症リスクを低減」させられると考えられているんですね.

つまり,内臓脂肪型肥満に起因する「糖尿病」「高脂血症」「高血圧」は
予防可能!
発症後も,血糖や血圧などをうまくコントロールすることで,
心血管疾患(心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞など),
人工透析を必要とする腎不全などへの進展や重症化を予防することが
可能という考え方です.

健康診断や人間ドック.
体重や体脂肪,血圧,空腹時の血糖やコレステロールなどの血液検査,
いままでもやってきましたよね.
腹囲は計っていなかったと思いますが,
こういうデータを詳細に,年を追うごとにずっと見ていって,
個人個人が自分のそれらの傾向を把握していくことで,生活習慣を見直し,
疾病との関係も理解し,改善に向けてのイメージをつけ自ら行動を変えていく.
こんな健康行動をみんなでとっていきましょう.

そういう狙いなのかなと,私は思うのですが,みなさんはどうでしょう?
年をとってくると,望まなくともお腹が出てくるものです.
そんなお腹が気になりだしたら,ちょっと生活見直してみてください.

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