お医者さんの領収書(その2)

みなさん,体調を崩され病院に通ったりされてはいませんか?
この4月,診療報酬が改定され,
みなさんも「医療費の内容の分かる領収書」もらうようになりましたよね?
そんなお話を1/29「お医者さんの領収書」に書きました.

この領収書,ちゃんと確認してくださいね.
診察にいくら,お薬にいくら,検査にいくら...それはもちろん.
診てもらうだけで,こんなにかかるんだ..なんて.
まずはみなさんが,そういう医療のコスト意識を持つことが大事.

そして,もう1つ.

領収書は診察終了時点で,患者さんがもらいますよね.
でも,まだその時,
当然ですが医療機関にはそのお金(報酬)は入ってはきません.
こういう患者さんがみえて,こんな診断をし,こういう処置をしましたよ.
その費用を請求しますから認めてくださいね..って.
医療機関はそんなことを月々まとめて診療報酬明細書(レセプト)なんてのを作り,
社会保険診療報酬支払基金というところに,報酬を請求します.

この支払基金ってのが都道府県単位であって,請求書の記載内容を確認し,
各医療機関に支払う報酬を確定するワケです.
昔はこれを手作業でやってたため,膨大な時間と人手がかかったのですが,
いまではほとんど電子化され,その業務も楽になった?(現場にいないのでm(__)m)
都道府県によって見解が統一されてないのもあって,これが厄介..
..なんてお話はおいておいて...

この審査の過程で,
診療内容が適切でないと判断されるものについては査定し、また、診療行為の適否が判断し難いものや整備されていないものについては、医療機関に返戻して再提出を求めるか、あるいは診療担当者に来所を求めて面接懇談を行う
ということになり,結局医療機関に報酬が支払われるのは,
「診療の翌々月の21日まで」になるということ.
かなりのズレがあるのですが,
先の「適切でないと判断されるもの」については報酬は支払われません.
つまり保険診療の行為として認められないわけですから,
それも患者さんは,すでに支払ってしまっているということに対し,
これをどう解釈するか,ということが問題にはなりませんか?

私の入っている健康保険組合は会社単独で持っているところですが,
3ヶ月に一度くらいでしょうか,健保が支払った明細が送られてきます.
私も,医療機関からいただく領収書を貯めて確認したことがないので,
よくはわかりませんが,ひょっとしたら,ちょっと違うぞ..
なんてところがあるかもしれませんよね?

今年はよく病気したよな.医療費,結構かかっちゃったな...
なんて思うことはありませんか?
年度末の確定申告で,医療費控除なんてものがありますよね.
領収書を医療機関に再発行してもらってでもやってみようかとした時に,
この領収書,一体どちらの額で出してくれるのかしらん?
もし減額があった場合でも,支払った事実は事実.
そのまま同額で再発行してくれるのかしらん?
でも,内容的にはつじつま...合わないよね.

今日は医療事務を,昔かじっていた者としての疑問を書いてみました.

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この記事へのコメント

おぬき
2006年05月07日 20:59
この視点、とても重要に思います。
特に、返戻になったときにすでに3割分を払ってしまっている、というところですね。(^^;)

医療提供側として働いている立場を考えると、数ヶ月遅れでお金が入ってくることと、返戻になったらまず確実にお金は支払われない、ということですよね。

患者さんによっては(多くはそうだと思いますが)、患者さんがお金を支払った時点ですぐにお金が国から出ている印象を持つと思います。
このシステムのおかげで、開業している訪看ステーションなんか職員の給料の支払いに先行投資が必要と大変な思いをされている経営者もいます。
そういう現実もきちんと知って欲しいですね。
(開業しているクリニックなどもそうですが、開業医はそれでも儲かっているようですけどね・・・)
ゆう星☆
2006年05月08日 22:20
おぬきさん,コメントありがとうございました.
そうですね.あまりこういう仕組みはご存知ないでしょうね.
このせいで我が社も売掛金が...
多くの医者は入金後でないと支払ってくれないです..^^;

おっしゃるように,訪看は大変かもしれませんね.

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