メタボリック考

本日9月4日,日本経済新聞朝刊5面.
『小太りこそ健康の証し 「メタボリック」基準緩和を』の記事.

ウエスト85cm以上は危険,と聞いたときは,不摂生の烙印が押されたような気がした.そのおどろおどろしい名前とともに,メタボリックシンドロームの判定基準のアナウンス効果は相当にあった.トップダウン式に「とにかく体に悪い」ではなく,どう国民の健康改善の実につなげるかが重要だ.
(2006/9/4日本経済新聞より) 
とは,同コラム編集委員の吉川氏(同氏のウエストは93cmだそうだ).

記事の本文は,人間総合科学大学・藤田紘一郎教授へのインタビュー.
笑うカイチュウ を執筆された先生なのだが,
…(略)…太りすぎが重大な病気の引き金になることは確かですが,統計的には肥満気味の人の方が,やせた人よりもむしろ長寿であることが分かっています.…(略)…
とし,
厳しめの判定基準を設けることでそうした効果を高めようという狙いが政府にはあるのかもしれませんが,逆効果になりかねません.…(略)…根拠に基づいて,判定基準を再検討することが必要でしょう.今の基準だと少しでも太るとレッドカードですが,物事は何事でもほどほどが肝心です.運動も適度を心がけるべきで,強迫観念にとらわれてやり過ぎると免疫機能が下がります.…(略)…
と続いていく.
おっしゃるとおり.
自分はすでに危険域.このまま行ってはメタボリックなんとやらになってしまう..
そんな強迫観念いっぱいになっては,
健康づくりなんて悠長に..いや,ゆったりと取り組む活力など湧いてはこない.

病気になってからでいいや.お医者様がなんとかしてくれる.
いままでの日本は,国民皆保険という制度に守られ,
自分の健康について他人任せにしすぎてきたのかもしれません.
そのツケが,いまになってドッと押し寄せ,少子高齢化が拍車をかける.
時に「脅し」は必要かもしれません.
けれども...だ.

たとえ肥満体型であったとしても,inactiveでなければ健康だと,
前に米国クーパー研究所のブレア博士から伺った.
必ずしもウエスト85cmにこだわる必要はない.
動かないことが不健康のもと.
散歩でもなんでもいい,わずかな時間であっても,とにかく歩くことが肝要だ.

そして国民を導く側には,
己の健康のためにどう身体を動かしてもらうのか,
それをトップダウンではなく,一緒に考え,導くしくみをつくることを願いたい.
かくいう私は日本健康教育学会員として,そんなことを思うのだ.
発汗もそうだが健康も...
いままで受身的過ぎた私の過去を反省し,そろそろ私自身も動いてみようかとも思うのだ.
Make a difference !

笑うカイチュウ
笑うカイチュウ―寄生虫博士奮闘記

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この記事へのコメント

トト
2006年09月05日 02:37
なぬ~っ!「肥満気味の人の方が,やせた人よりもむしろ長寿である」とはっ…!うちの旦那、確実にトトより長生きするなぁ~(トトは毎日の生活自体が運動になってるなぁ。。。)
ゆう星☆
2006年09月05日 06:31
> 毎日の生活自体が運動
これ,理想です!
でも,そうできない人がいまは多すぎる.
便利な社会も困ったものだ...

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    Excerpt: 健康情報ホームページ「うらりねっと」 日本ケミファさん提供のページです. Weblog: ここからぶろぐ racked: 2006-10-15 22:57