健診結果を操る

5月20日の日経新聞より
一週間ほど前から禁酒し、脂っこい食事を控え、ジョギングは普段の倍-。兵庫県宝塚市の会社員の男性(45)は今月に入り、会社の健診に備えて生活を一変させた。男性のように健診で少しでも良い数値を出そうと、直前に"努力"する人もいる。
いやぁ,まいった..というか,もったいないよ.
せっかく健診を受けるのに,「偽った」自分を診ても意味がない!
...と私は,思うのですが,あなたはどうでしょうか?

おみえになるんですよね.
いまから10年も前になりますが,
当時私は,糖尿病の患者さんの指導を実地でされているドクターと,
いろいろと仕事をしていました.

運動をしろと言ってるので,歩数計を持っている人も多いんだけれど,
困るんだよね.ウソばっかりなんだから...
今週は受診日だからってことで,手で振って持ってきて,
こんなに毎日歩いているよって,見せてくれる人がいるんだよ.
体重だって減っていないし,
検査結果を見ても,到底普段よく動いているとは思えない.
そういう人って,うまくコントロールできていないことを,
叱られると思って,ウソついているんだよね.
でも,手で振ったでしょうとも言えないし,
なんか,いい方法はないものかねぇ..って.

これは小さい頃の教育の失敗?
答えられなかったら立たされる.赤点取ったら居残り勉強..
そんな感覚の続きの発想なのかもしれませんね.

私なんて,逆に健診前に大酒飲んでみたり,
思いっきり夜更かししてみたり...
限界だ~なんてところで血液とって,それでもタフか?なんて眺めてみたりね.
これもオススメできることではありませんけれども,
健診は,最近の自分の心身の状態を,客観的に把握できる1つの方法ですよね.

人間,自分の状態が判れば,それをいい方向に持っていくだけの力は,
自分の中に持っているんです.
だから,できることなら,ありのままの自分の状態を知りたいですよね.
検査結果が仕事に差し障る,そういう職業の方には,なんと申してよいか.
でも,そこで偽ることによって,大きな事故につながり,
多くの人の命を危険に曝す,なんて例もあったりします.

冒頭で引用したような考えの方が,もしみえたのならば,
ぜひとも考え直してくださいね.

ただ....
これがキッカケで,本当にその行動がクセとなって,
それからの生活自体が一変してしまうなら,それはとってもいいことです.
年に1度,そんな機会があるのなら,そのチャンス,うまくものにしてくださいね.


ちなみに,日経の記事には,あるドクターのこんなコメントが添えられていました.
「試験前の一夜漬けと同じ。赤点を免れても学力は上がらず、何も解決しない」
「健診は良い数値を出すのが目的ではない。ありのままの自分を知るためにも生活を変えずに受診すべきだ」

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