健康・医療情報プラットフォーム

Microsoft Unveils Consumer Health Vision, Launches Technology Platform to Collect, Store and Share Health Information
あのMicrosoftから,こんなニュースが出されていることはご存知でしょうか?

いままで,医療・健康データのディジタル記録様式などについての取決めをやってましたが,
いよいよ,それらを活用しようという段階に移ったということでしょうか...

健康ポータルサイトについては,このブログでもいくつか紹介してきましたね.
自分の健康情報をネットにアップし,さてどうするか...

少し前,スポルツさんのメルマガに,このことが紹介されていますので,
そちらを参照しながら,少し考えてみましょう.

スポルツの視点
…(略)…
■プラットフォーム企業が狙うシナリオとしては下記が考えられます。
1)「生活者の医療データ」や「様々な企業の健康行動記録ツール」をひとつ
 のIDで無料で活用可能とし、生活者のテーマに合った健康情報(ニュース
 ・書籍)をカスタマイズして提案する
2)多くの健康関連企業がこのプラットフォーム対応(このプラットフォーム
 にもデータを移せる)した商品をだす
3)それにより生活者がさらに集まり、圧倒的な集客により広告収入を得る
4)さらにカスタマイズ性の高い検索システム、地図店舗情報などを活用し、
 関連の商品やサービスを紹介し販売手数料を得る
…(略)…

いままで,ご自身の健康データ,たとえば健診結果などは,
Excelなどを使って,パソコンで管理されている方もみえたのではないでしょうか?
(※マニアな人は意外に多い,健康オタクともいう)
私なんて,やりそうですよね..(^^)
でも,なにもしてないんですよ.

毎年受ける健診機関を「変えない」ことで,
(引っ越して,ここ数回は大変だ..^^;)
過去3~5年分のデータを,ちゃんと一緒に提示してくれるでしょ?
実は,あれで十分間に合っていました.

だから,こういうサービス,私は使わないよな.
..って,横目で眺めていたのですけれど,
世の中がこのように動いてくれば,使ってみようかなという気にもなってきます.

一番のメリットは「情報共有」ではないのかな..
医療,診療情報まで入れてもらえば,もう言うことナシなんですけどね.
来年から始まる特定健診・特定保健指導においては,
メタボに関する健診データが,保険者サイドで電子保管され,
職場を変わってもその人のデータとして,ちゃんとついて回るように変わります.
保険者の義務としては5年と短く,最終的には「個人に渡される」
「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施に向けた手引き」P.127)
そうですから,
それが,そのまま入れば,いうことナシですよね.
一方,カルテの電子化もかなり進んでいます.

余分な検査をしなくても済むようになりますし,
はじめてかかった医療機関,あるいは健診施設であったとしても,
ちゃんと自分の過去と比較し,個人の歴史を診て対処してもらえることになる.
人は一人ひとり異なります.
ここが,みなさんの誤解の多いところなのですが,
「基準値」というのは,あくまでも統計データ.
外れているから即病気かというと..実は違うんですよね.
なので,それが「共有」できることが,一番のメリットだと,私は思います.

もちろん,セキュリティには,万全の対策をした上でのお話です.
ネット上での個人情報の取り扱いについて日本人がどう感じるか
(つまり日本で受け入れられるか)ということはありますが、
近いうちに日本にも同様のプラットフォームがあわられる可能性はあります。
と,スポルツさんも,言われています.
ネットに体重データを晒してみえる方はかなり増えました.
そのうち,血液データまで明かして,
どうすればいいかを,みんなに聞く時代がくるかもしれませんね.

..となるためには,雇用の問題含め,日本社会も変わる必要があります.
アメリカなどは,自分の病気を公言し,それでも天命を尽くすから応援してくれ,
なんてやって,みんなもそれを認めます.
決して,それをハンデとはとらえないように感じるのですが,
日本は違う.みんな隠します.
ちょっと危ないんじゃないか..なんてところを見せれば,
責任部署は外されかねませんし,それまでの仕事も変えられるかもしれませんね.

スポルツさんは,企業側のメリットとしてこんなキーワードを提供してくれました.
・カスタマイズ
・集客と広告収入
・関連の商品やサービスの紹介と販売手数料

カスタマイズは,確かに有効でしょう.
上でも述べましたが,その人に「マッチした」情報,製品なら欲しい.
そう私も思います.
「押し売り」にならなければ,使ってみたい..かな.
それと,これだけ情報が溢れている中で,いかに質を担保するか.
どこまでパーソナライズできるか..でしょうか.

ただ,このプラットホームは,本当に情報やサービスの提供者にとって,
「事業ができる」ほどの収入につながるのか?
広告収入や販売手数料...どんだけ~?

MicrosoftやGoogleが動くとあらば,少なくともネット社会は変わるでしょう.
そこからリアル社会にどこまで変革の波を起こせるか...
大いに注目していきたいテーマですね.
私が死を迎える頃には,優しく最期を看取ってくれる社会になっていて欲しい.
どっちが早い?

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  • 生活習慣病と情報薬

    Excerpt: 昨日,Microsoftの記事をネタに,「健康・医療情報プラットフォーム」について考えました. 今日は,その続き. 「情報薬」..情報が薬になるというお話です. Weblog: ここからぶろぐ racked: 2007-11-20 22:36