いよいよスタート!特定健診・特定保健指導

ニプロが発行する糖尿病関連情報誌「CIEL」.

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この創刊号(Vol.1,2007/5)の中に
「健診と保健指導の義務化 医療機関は長期的視野で戦略を」
という記事がある.

執筆されたのは,先日紹介した
東大病院22世紀医療センター・奥真也先生だ.


明日4月1日から,特定健診・特定保健指導という,
メタボ対策のための,国の新たな取り組みが始まる.
しかし,そのスタートを見ないうちから,
あの事業は失敗だという,厳しい声が,いろいろなところから挙がっている.

1つは,同じスタッフが考えた「健康日本21」.
この成果が,まったく出ていないところにあり,
また,財源や人材の面でも,先行きに不安を覚えるところは多い.


奥先生はこういう.
…今年の医療費と来年を比べて医療費が下がるというような短いスパンで効果を期待するのは間違い…予防を推進することが最終的に医療費の抑制につながるとは限らないが、長い目で見ると医療の最適化につながる。具体的には、今後医療の構造が変わっていくときにそれに耐えられるようになる…
これからの健康づくり行政を進めていくうえで,近視眼的になってはいけないと警鐘を鳴らすのだ.

これを目論んで,いろいろと準備されてきたアウトソーサーにとっては,
なかなか厳しい状況ではあるのだが,
今回の特定健診・特定保健指導制度のねらいは,
「どういう健康状態の人に,なにをやったら,どうなったのか」
これを日本全国において集めること.
情報集約するところに,1つの価値があるのだという見方もできる.
健診データを含む医療情報を蓄積しやすい環境ができることは大きい。…経年変化やある集団、地域、国全体といったくくりでデータを正しく利用できる環境になる。

これまでの保健事業は,そこに携わる「人」による部分が大きかった.
ある地域ではすばらしい効果を出し,寿命を延ばした,医療費を削減した..
先行事例はいくつかあるのだが,
どうやったから,どうだった.そうできた条件はなんだったのか.
それは他の地域にでも応用できるのか...?
そこまでの体系づけは,なされていないように私は思う.
カリスマ指導者が去れば,それでその事業が終わってしまう.
そんな状況を,私も過去に何度も見てきている.
しかしそれでは,今後の保健事業の発展がない.
そこに切り込んだのが,今回の制度といえるのかもしれない.


そんなこと言ったって,そう簡単なことじゃないよ!
5年後にはペナルティが来るんだよ.
高齢者拠出金が増えたら,うちの健保はやっていけないよ.
..そんな不安もあるかもしれませんね.
そんな懸念に対し,奥先生は,こう答えている.
…拠出金は相対的な順位をつけるもの…仮に全部の保険者が効果が出なければペナルティは発生しない。短期的な効果が出ればいいが出なくてもディスインセンティブとならない。…
全部が効果が出なきゃ,ペナルティは科せられないんだってさ.
ここをどう読み解くは,私は詳しくありません.

..が,限られた資源の中で,1つ1つ結果を出していく.
ここ1,2年の失敗は許されているんですよね.
様子見しとこうか..などと他人事にせず,
いま自分の得意領域を最大限使って,トライし始めてみませんか?


システム的には,厳しい部分がたくさん残っています.
でも,せっかく芽生えた新たなチャレンジの芽.
みんなで力を合わせて,成功させようではありませんか.

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この記事へのコメント

eye2u
2008年04月24日 16:37
ここからぶろぐ様

突然のコメント、誠に申し訳ございません。

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