「新型うつ」の対処法

前回のさんぽ会・名古屋の懇親会で、新型うつにはどう対処すればいいのか?
そんな質問をいただいたので、ちょっとネット検索してみました。
2年前このような記事が、ダイヤモンド・オンラインに出ています。

若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない!
パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘

――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く
http://diamond.jp/articles/-/24459

記事から抜粋します。
「新型うつ」という言葉は、メディアによる造語

世間で「新型うつ」と呼ばれている病気は、単なるうつ病ではなく「非定型うつ病」の兆候に似ている

うつ病は、原因もなくいつ何時でも深い憂鬱感が湧いてきますが、「非定型うつ病」の特徴は、本人にとって都合の悪いことに対面すると気分が沈み込んだ状態が続くものの、よいことや楽しい出来事があると、それまでの不調がウソのようにたちまち元気になる

根底にあるのは「拒絶過敏性」。たとえば、職場の上司にささいなことで注意されただけなのに、その言葉に過剰反応して、「自分のプライドを傷つけられた」と必要以上に悲観的に考える。それが本人にとっては重いトラウマになって、PTSD(外傷後ストレス障害)のような症状になってしまうのです。

無意識のうちに、嫌な体験をした場所の雰囲気や光景が頭に叩き込まれているせいで、職場で自分を注意した上司の表情を見ただけで、大きく気が滅入るようになります。

また、職場とは違う場所にいても、嫌な経験をしたときに職場に飾られていた花と同じ色を見たり、同じ臭いを嗅いだりしただけで、フラッシュバックが起き、大きく気分が落ち込んでしまう。

脳の前頭葉機能の低下が背景にあります。本来前頭葉は、感情の起伏や怒りを司る扁桃体、海馬などが激しく活動するのを防ぐ役割を持っていますが、それが抑え切れなくなって、激しいフラッシュバックが起きるようになる。

画像

新型うつは普通のうつ病とは異なり「拒絶過敏性」、
その背景には前頭葉機能の低下があり、扁桃体興奮による激しいフラッシュバックがある、
とのこと。


その対処法
私のような説を唱えている医師は、まだどこにもいません。

患者1人につき1時間は時間をかけてじっくり診察していますが、彼らの8割方にはPTSDの症状が見られます。これは、患者の症状をきちんと分析しないと、見えてこない。いつも憂鬱感に悩まされるうつ病に対して、非定型うつ病は嫌なことに対するレスポンスなので、嫌な記憶を取り除いてあげればいいわけです。

嫌悪刺激を「消去」することが必要

ちゃんとした治療ができないまま、そうした若者たちを放っておくと

前頭葉の機能がどんどん落ちていきます。うつの情動により扁桃体や海馬が過敏に活動すると、バックファイアーが起き、ますます機能が低下していく。記憶力も仕事の能力も落ちていき、悪くすると人格まで変容し、性格が子どもに戻って幼稚化していくことさえあります。

今の日本では職場の協力でどれだけ治せるか、疑問があります。本当は、刺激の少ない田舎に転居して、農業をやることなどをお勧めしたい。

自分が植えた種から、おいしい野菜やきれいな花が育っていく姿を見る。そうした人間本来の生きる喜びを得られる生活を送ったらいいでしょうね。肉体労働を行なうと、脳の神経細胞も活性化します。


田舎に転居し農業体験


だーーー、これか…orz
でも、そういう方法も1つあるということですね。

で、嫌悪刺激の「消去」、
拒絶過敏によるPTSD、
という部分に着目すれば、これぞまさにSATセラピーの活用どころということになります。

SATは最近ニュースで取り上げられる認知行動療法とどのような違いがありますか?
SAT法はこれまでの心理療法に比べるとどのようなことをするのでしょう?
http://www.healthcounseling.org/interview002.pdf
を参照します。

胎内にいる時、あるいは3歳までに記憶した情動発現にかかわる扁桃体記憶。

直接扁桃体に影響を与える刺激として、「人の顔の表情、声の表情、身振り手振り、匂いなど」

現在でなく幼い頃の養育者の顔表情の記憶が恐怖、怒り、悲しみを示す顔イメージであると、その子どもは成人しても養育者に似た顔の表情などを持つ人に反応し、扁桃体が恐怖、怒り、悲しみをつくりだす


これが、先の嫌悪刺激。
なので、情動認知行動療法であるSATイメージ療法が有効だろうと私は思います。
宗像によると、ADHDやAQ(自閉症スペクトラム)の側面もあるとのこと。

まだ自験例がないので紹介できませんが、他者の例があればまた紹介させていただきます。
上司は部下を選べません。
たとえ新型うつだったとしても、大きな愛を持って戦力化してまいりましょう!

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  • 「新型うつ」とその対応策

    Excerpt: 先日「新型うつ」について書いたところ、思った以上に反響をいただいたので、またネットを探ってみました。 Weblog: ここからぶろぐ(こころとからだのブログ) racked: 2014-11-30 17:11