めざすゴールを共有する

職場の責任者の方に、組織ビジョンはなんですかと尋ねると、
年度の業績目標を答えられる方が少なくない。
もちろんそれは、
その組織が存続するために達成しなければならない目標です。
しかし、その数値にどんな意味があるのか、
それを成し遂げたとき、
その組織に属するメンバーはどんな恩恵を得るのか。
そういうイメージを、責任者の方自身は持てているだろうか…。

組織が大きくなると、その階層が多層化し、
上からの指示で、年間目標が決められることも少なくない。
いわゆる、ノルマというやつ。
それが個々人まで落とされ、
組織メンバーは1年、あるいは半年を、そのノルマに縛られて仕事をする。
では、そこに、喜びはあるのか?


日本政府は「働き方改革」を謳い、
長時間労働に歯止めをかけようとしている。
反して、個々人に振り分けられる仕事量はどんどん増え続け、
限界ギリギリで働き続けている実態もあるのではないか。

だからこそ、目標を成し遂げたとき、
組織メンバーがなにかしらのしあわせを味わえないと、
目標数値だけが形骸化してしまう…。


責任者のあなたは、1年後自分の組織がどんなふうだったらいいと思いますか。
3年後、5年後、10年後はどうですか。
私は、そんな質問をしてしまう。

返ってくる答えは、
誰もがなんでも言い合える風通しのいい組織、
互いが助け合って、笑顔の絶えない組織…。


そういう組織、確かにいいですよね。
では、そんな組織風土があると、先の業績目標達成は可能なのか、
そこに大きな無理はなくて済むのか。

直接つながらないとすれば、それはなぜなのか。
組織責任者のあなたには、
組織のありたい姿と業績目標をつなぐストーリーを描いてほしい。

誰もがなんでも言い合える風通しのいい組織、
互いが助け合って、笑顔の絶えない組織、
このありたい姿を、組織メンバーみんなで共有・共感し、
メンバー一人ひとりが自分のものにする。
誰かが腑に落ちなければ、
少なくとも8割のメンバーがそうありたいと思う姿を一緒に描いてほしい。

そして、そのありたい姿になるために、
メンバー一人ひとりはなにをするのか。
そこをみんなで話し合って、一人ひとりの行動をコミットしてほしい。
俺は朝、みんなの顔をみたら、元気におはようってあいさつするよ。
私は、まわりの誰かが困っていたら必ず声をかけるようにするわ。
僕はいままであまり自分の思いを言えていなかったけど、
みんなのためになりそうなことは自分から発言するようにする…。

みんなが助け合う機運が高まった中で、
業績目標に対してどんな責任を引き受けるかもコミットする。
期中に進捗が思わしくない仲間がいたら、
そこをだれがどうフォローするかも、イメージしておけるといいですね。


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