消費カロリーを量る

昨日、Apple Watch Series 4の広告がFacebookに流れてきた。
昨今のスマートウォッチでは、活動量だけでなく、心拍数なども同時に表示され、かつ緊急通報機能も搭載されているという。

何年かぶりに「活動量計」というキーワードでGoogle検索してみたところ、
関連ワードとして、次のような単語がでヒットした。

おすすめ 2018
足首
アンクレット
スマートウォッチ
水泳
血圧
GPS
睡眠 仕組み
ガーミン
Fitbit


スマホ全盛時代を迎え、もう関心も薄れたかと思いきや、いろんなものがヒットする。
ガーミンやFitbitは、広告費をかけているのかな…。


私が、日本で初めて「活動量計」商品化したのが1985年
あれから35年近くになる。
当時は歩数が量れるものしかなく、「万歩計」と呼ばれていた。

万歩計は山佐時計計器の登録商標。
歩数計、活動量計などという分類も、かなり後にできたもの。

私の会社では、「消費カロリー測定機」として、活動量計をこの世の出したのだ。
その後一旦私はこの分野を離れたが、1993年に健康ビジネス分野に戻り、次の商品開発に携わった。
それは1日のトータルエネルギー消費量(カロリー)だけでなく、運動の強さの時系列変化をビジュアル化したもの。
それを「活動量計」とは違うものとの思いを込めて「身体活動計」と呼んだ研究者もいる。
2005年から5年間、私はこのデバイスを使って、日常生活での身体活動の量と質が、人の健康にどんな影響を及ぼすのか、どうしたら、この便利になった世の中で、人をアクティブにすることができるのか、そんな研究に邁進した。

運動強度のビジュアル化は、人の「運動不足度」の認知に、かなり強力な武器となる。
しかし、だからといって、人がアクティブになるかというと、それは別物なのだ。
一時、一生懸命に「歩く」ようになるかもしれない。
けれども、なにかのライフイベントで、やめてしまうことも少なくない。

当時、運動指導の現場では、よく「1つ前の駅で降りて歩きましょう」などの指導がなされていた。
最初は、やってくれます。
でもね、通勤途中、わざわざ1つ前の駅で降りて、歩くなんて行為は、時間も余分にかかるし、よほどのインセンティブがないと長続きしませんよ。
だから私は、心身両面からのアプローチに変えたんです。
保健指導向上委員会への寄稿記事

この辺りの私の考えを、
横地裕、田中宏暁:特定保健指導のツール、臨床スポーツ医学:Vol 26、No 12(2009-12)にまとめています。
画像

これからは、モノだけでなく、人までもが常時インターネットに繋がっている時代になる。
この分野から離れ、9年経つが、この生体情報に目を付けているIT事業者に、自分の健康を操られないでほしいと私は思う。
ただ、便利なツールは使ったらいい。
人は千差万別、なにがいいという正解はないと、私は思っている。
だからすべてがオーダーメイド、
一人ひとりに合わせたもので、うまく健康管理をしてほしい。

人は揺らぎながら生きている。
1日の中でも、体温や血圧などは大きく変動する。
そういうことをしっかりと学習した上で、自分の身体からのサインに向き合ってほしい
しっかりと向き合えば、なんでそういう症状なのかが判ってくる。
判ったら、それをどうしたいのか。
それを自分に訊いてみて、
できれば「病気」になる前に、自分自身で癒してほしい

その、気づきのために、これらデバイスを役立てる。
そんな使い方を、私はお奨めしたい。
私が17年前にウェブサイトで公開した手計算による消費カロリー計算機を紹介する。

消費カロリー計算機
http://www5b.biglobe.ne.jp/~yuustar/sbw_ecal.html
※2007年2月11日に公開した消費カロリー計算機で、「Compendium of Physical Activities: an update of activity codes and MET intensities」という文献から基礎値をとっています。
すでに12年経っていますが、いまのスタンダードだと思います。

運動消費カロリー計算機
http://www5b.biglobe.ne.jp/~yuustar/sbw_eecl.html
※2002年3月2日に公開した初代消費カロリー計算機で、エネルギー消費量(消費カロリー)の計算基礎値は、元厚生省:第五次改定「日本人の栄養所要量」(1994)からとっています。
公開して10年以上、検索で常にトップに表示され、いまでも、かなりの人に利用されているようです。


最後に、みずほ情報総研が、3年前(平成28年3月)にまとめた報告書がネットにあったので紹介しておく。
非医療機器(ヘルスケア機器)分野に詳しい有識者へのヒアリング調査をして書かれたそうだが、
この3人の有識者のうち、窪寺健さん、阿久津靖子さんは私のFacebook友達だ(^^)

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