こころと遺伝子

またまた、他の先生の文献をみつけちゃいました。
都築政起「心も遺伝子に支配されている?-発展が期待される動物の性格・行動遺伝学」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/39/10/39_10_656/_pdf/-char/ja

…今や, 分子生物学の発展およびその成果により, 性格も行動も, その根底に遺伝子支配があることは疑う余地がないところまできている. もちろん, 性格やそれに基づく行動が遺伝子だけで決まるわけではなく, 環境からの影響が大きいことは言うまでもない. 性格, 行動に関する遺伝学は,いわばまだ黎明期にあり, 十分なことが解明されてはいないが, 一般的には, 性格・行動の決定に対する遺伝子の働きは50%であると言われている.
2001年に出されたものです。

これに、神経伝達物質と気質に関する記述があるので引用する。

ヒトにおいて分子遺伝学的知見と性格が初めて関連づけられたのは, 1996年のこと
ドーパミンレセプター(DR) の一つであるD4レセプター (D4DR) の遺伝子の型と, 新奇性を追求する性格との間に関連があることが報告された。
DRを支配している遺伝子の第3エクソンが示す多型と, 新奇性を追求する性格との間に関連がある。

神経質さ, 不安の感じやすさと関連する遺伝子も発見されている. セロトニントランスポーター (5-HTT) 遺伝子がそれ。
セロトニントランスポーターは, シナプス間隙に放出されたこのセロトニンの再吸収を行なう. 5-HTT遺伝子のプロモーター領域には, 約20塩基対を単位とする繰り返し配列が存在し, やはりその繰り返しの回数に多型が存在する. 14, 16, 18および20回の繰り返しが知られているが, ほとんどの場合は14回か16回である. 14回の繰り返しをもつ場合, 16回繰り返しをもつ場合に比べてプロモーター活性が低くなり,5-HTTの数が少なくなる結果, セロトニンの代謝回転が低下して不安を感じやすくなる。

ドーパミントランスポーター (DAT1) 遺伝子…の3'非翻訳領域に, 40塩基対を単位とした繰り返し配列が存在する. 3~13回の繰り返し多型が報告されており, そのうち9回の繰り返しをもつ人
は新奇探求性が低い


SATでいう不安気質新奇気質の理解を深めるのに役立ちますね。
ヘルスカウンセリング仲間は、ぜひ見てほしいな。




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