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zoom RSS 汗のバイブル

<<   作成日時 : 2006/08/02 22:56   >>

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先日「汗本」と題して,五味常明センセの本の話をしました.
でも本当は,そういう商業本の話がしたかったワケではないのです.

毎度おなじみ,愛知医大のWebサイト「第19回 睡眠環境シンポジウム」
ここに「名古屋と汗」の話が載っています.
名古屋は、発汗生理学の発祥の地ともいえるところで、発汗生理学の創始者である久野 寧先生は名古屋大学に在職され、多くの成果をあげて著書(Human Perspiration, 1956)をまとめられました。この本は、その後広く引用され、発汗生理学の輝く金字塔となっています。久野先生はこの業績で世界的な評価を得てノーベル賞の候補ともなられました。その後も名古屋は、温熱生理学のいろいろな分野において優れた学者を輩出しており、現在もその流れを汲んだ研究者が内外の各地で大活躍しておられます。ご存知のように、名古屋はまた、酷暑であることでも有名で、当地で発汗の研究が花開いたのと無関係ではないようです。
このことについては,またいずれお話したいと思っていますが...

Yas Kuno:Human Perspiration, Charles C Thomas. Publisher.,1956.
(385p. ; 23 cm)
これが,発汗生理学のバイブルとされている本です.

久野先生,実はこの著書以前に,
The Physiology of Human Perspiration(発汗の生理学)という本をまとめられていて,
1934年にイギリスのChurchill社から出版されています.
Human Perspirationは,さらに知見を加えた続編なのですね.
さらにこの後の1963年,一般の人が読んでも解りやすいようにと,
光生館から「汗の話」という本を出されています.

そして,その後30年の時を経た1994年.
「新・汗のはなし : 汗と暑さの生理学」という本を,
小川徳雄先生がアドア出版から出されたわけです.
このタイトルから想像できるように,久野先生の書「汗の話」を意識され,
小川先生のまえがきには,こう記されています.
私も名古屋大学で久野教授の講義を受け、久野教授の後継者高木健太郎教授に師事し、久野教授のいわば孫弟子という立場にあり、三十余年を発汗を中心とする体温調節の生理学(近年は温熱生理学といわれる)に取り組んできたことから、『汗の話』以降のギャップを埋める責任を感じ、多くの同僚などやアドア出版の勧めもあり、新しい構想で専門書と一般書の中間のようなものにまとめることにした。
[新・汗のはなし,アドア出版(1994)より引用]

久野先生の図書をWebcastで検索してみると,こんなものも出てきました.
發汗 / 久野寧[著]. -- 文部省科學局, 1943. -- (學術綜合講演會叢書 ; 1)
人體發汗の生理學 / 久野寧著 ; 川畑愛浩訳. -- 日本医書出版, 1944
汗 / 久野寧著. -- 養徳社, 1946

余談になります.
ウェブリブログの中に「久野寧」記事を見つけました.
「医道」 by Dr.OKの消痔堂日誌
Dr.OKさんって「ぢ」のセンセ?..ちょっとチェックしとこ(笑)


※汗関連情報は「ゆう星☆汗の輪」へどうぞ.

新 汗のはなし―汗と暑さの生理学
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
名古屋は昔から天気予報で暑い所なんだなぁ…と、思っていましたがっ。。。その名古屋が発汗生理学の発祥の地とはっ!(驚)

私の住んでる所は連日35度36度…(汗)
ちなみに名古屋には私が長崎に住んでた頃の幼なじみが住んでいま〜す!
(また関係ない話、しちゃった…)失礼っ!!
トト
2006/08/04 06:44
そうですか.幼なじみさんが...
それもなにかのご縁ですね.
名古屋..暑いですぅ.
ゆう星☆
2006/08/05 00:32

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