「3人の専門職」が「4つの業務」

昨年12月19日付で出された「地域包括支援センター業務マニュアル」
その中には,すんごいことが書いてある.
お題目だけで終わらなければいい,
つまりは,ちゃんと機能して欲しいものなのですが...

まず「3人の専門職」とは,
保健師等,社会福祉士等そして主任介護支援専門員です.

そして「4つの業務」とは,
①総合相談支援
②権利擁護
③包括的・継続的ケアマネジメント
④介護予防ケアマネジメント

保健師等が④,社会福祉士等が①②そして主任介護支援専門員③の業務に専門性を有するという.
ここで大事なのは,
専門性は有するが,各々の業務をそれぞれが個人で担当するというのではなく,
その専門性を活かしながらチームとして3人が全業務を担当するのだということ.

しかしですよ,
高齢者個人の,それぞれに異なった地域特性,家族特性を十分考慮しながら,
住み慣れた環境下で自分らしい生活を継続していただくために,
たとえその方が,自分の意思を十分に表出できなくとも,
常に当事者の最善の利益を図るための支援を行わなければならず,
そのために,
地域の様々な社会資源を把握し,地域包括支援ネットワークを重層的に構築せよ.
というのですから,どうなのでしょう?

私は,こういう行政(?)現場には疎いので分かりませんが,
たった3人で,これから更に利用者が増え続けるであろう地域包括支援センターは,
その役割を本当に果たしていけるのでしょうか?
事務仕事ばかりに追われ,本来業務ができないよ,
そんなことには,なりはしないものなのでしょうか?

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

おぬき
2006年01月15日 07:59
仰るように、とても違和感を感じますね。
現場でも、どうしていいか戸惑っているようですね。

これを決めるのに、いったいどう言ったやりとりがあり、
経緯はどうだったのか、気になります。

このセンターについては、やはり民間に丸投げは出来ないでしょうし、
(意外と平気でやったりして。耐震偽装の時のようにね)
そういう意味ではこの仕事をきちんとやるなら、
保健師なんて本来の業務は全く出来ないでしょう。
ゆう星☆
2006年01月15日 20:15
やっぱりそうですよね.
これを決めた人..現場を全く知らないのでは?

> 保健師なんて本来の業務は全く出来ないでしょう。
こうなったら,本末転倒もいいところ.
とんでもないですね.
おぬき
2006年01月15日 22:01
まあ、官僚ってのはそういうものなのでしょう。

先日のNHKの癌の特集でも出ていましたが、全く浮いていましたものね。
とにかく現場を知らなさすぎ。
というより、現場のことを考えたら政策なんて決められない、
なんて思っているのでは?

「踊る・・・」シリーズでも「現場は・・・」って言ってたしね。
ぷろPT
2006年01月15日 22:16
現場と官僚の感覚の解離って深刻ですね。「ゆとり教育」もそうでしたし、医療現場だけではなく段々酷くなっているかもしれませんね。でも、日本人自体がその制度主導の方法論に慣れきってやしないか、とも考えます。どこかの野党のように反対はするけど対案や名案を出さない。我々現場の人間もいつまでも「待ち」の姿勢ではいけないんでしょうね。と、勝手の言いたい放題言っていますが・・・・。
ゆう星☆
2006年01月15日 23:02
官僚だけなのでしょうかね?
介護保険のことは,私はよく分かりませんが,例えば運動所要量・運動指針なんか...
私はあの委員会メンバーの多くを知っています.
決まってしまう前になんとかとも思うのですが,
そうですねぇ...
あのメンバーでは言ってもムダだ.
そう言い放って,入ろうとしない方もおみえになる.
虎穴に入らずんば虎児を得ず.
私は,なんとか入っていって抵抗できないかなと..
> 反対はするけど対案や名案を出さない。
まさに,これが今の日本.どこもかしこも.
かといって,何か案を出したとしても,マイノリティは潰される..
どうしたものか...

この記事へのトラックバック

  • 介護予防関連記事のアクセスがすごい

    Excerpt: このブログ「ここからぶろぐ」を立ち上げて4ヵ月経ちました. 1日1記事を基本に記事をアップして来ましたが, 中でも介護予防のことを書いた記事のアクセスが多いです. これにはちょっと驚きです. .. Weblog: ここからぶろぐ racked: 2006-01-29 12:55